コンサル・コーチ・カウンセラー・スピリチュアル・士業などの、ナレッジワーカーとして起業するに悩むのことが、どんなビジネスモデルにとしよう?ということです。
そしてもっと悩むのがどうやってお代金を頂こう?のところです。
まとめて言えば、どんなビジネスモデルが起業した時に失敗しないのか?ということがわからないのです。
今回は、そんなナレッジワーカーとして起業を目指す時に、抑えておくべき2種類のビジネスモデルについて、詳しく解説していきます。
この2のつビジネスモデルの掛け合わせが、ナレッジワーカーとして生き残って行くためには最強の戦略となります。
起業アイディアの最大のポイントはお代金の頂き方
知識を価値に変換し、ビジネスを創りあげて行く時に多くの方が最初に考えることは『どうやったら価値を創り出すことができるのだろう?』もう少し平たくいうと『どうやったら稼ぐことができるだろう?』ですね。
どんなに素晴らしいアイディアやスキルががあっても、稼ぎだすという部分が抜けていると一歩が踏み出せないのです。
独立・起業したいなぁ〜って考えている90%以上の方が稼ぎ出す為の具体的プランが錬られておらず、行動に移せないまま止まってしまいます。
起業アイディアをタダのアイディアではなく実際に行動に移せる段階まで持っていくには、お代金の頂き方を戦略的に考える必要があるんです。
起業してからビジネスを継続していく上で大切なのは、単月で大きく売上を上げることではなくて、稼ぎ続けることのほうが何倍も大切です。
- 続けるからこそ多くの人に価値を提供できる
- 続けるからこそ更に質の良いものを提供できる
- 続けるからこそ信用・信頼が積み重なっていく
- 続けるからこそ人に語れるビジネスとなる
だから、続けないといけません。
ビジネスを続けやすくするためのビジネスモデルがフロー型収入×ストック型収入なんです。
詳しく解説していきますね。
フロー型のビジネスモデル
フロー型のビジネスモデルとは例えるなら狩りです。
いつも獲物がいるとは限らず、安定的に獲り続けるは難しいです。
また、腕前によっても大きく獲れる量が左右されます。
しかし、獲れた時にはとてもいいものを手に入れることができます。昔だとマンモスとかクジラとかですかね。
1回の狩りに成功するだけで、家族や仲間の食事が1週間とか10日とか賄えたりします。
これを現代のビジネスに置き換えると単発で販売単価が大きい商品となります。
この商品の販売は難しいです。理由は単価が高いからです。
10人の見込み顧客様にアプローチして10人が買ってい頂くってことはもちろんありません。
しかし10人中1人でも買って頂くと収入(利益)が大きく上がります。イメージしやすいのが不動産ですね。
不動産は1週間に1件売らなくても、月に1件でも売れればかなりの利益が残ります。
不動産のような単価の高い商品は一人あたり月に1〜3本販売できるだけで会社として運営できる(生活できる)までの収入(利益)を上げることができるのです。
フロー型ビジネスモデルの最大のメリットは売れると利益がデカイ!!ということです。
フロー型ビジネスモデルの最大のデメリットはあんまり売れない(売上が読めない)!ということです。
このデメリットを補う為に、もう一つのビジネスモデルである、ストック型ビジネスモデルを取り入れるのです。
ストック型のビジネスモデル
ストック型ビジネスモデルは例えるなら農耕です。
森を切り開いて、整地して耕して、種まいて、水や栄養をやって雑草を間引いて収穫する。
時間は掛かります。
そして取れる作物は単体ではそれほど、私たちを満たしてくれません。
一方で、一旦この流れを身に付けてしまえば、どの時期に刈り取ることができるかが、計算できるようになります。食べ物が安定的に確保できるようになります。
これを現代のビジネスに置き換えると定期的販売が可能で単価が安い商品となります。
毎月100万円を年間12回買える人って中々いませんよね。
このビジネスモデルの商品販売は比較的簡単です。
理由は単価が安いからです。
10人にアプローチして10人が買ってい頂くってことはもちろんありませんが10人中3〜4人はご購入頂けます。
腕前のある方だと、半分くらいの方には買って頂けるのではないでしょうか。
売りやすい一方で収入(利益)は低くなります。
そのため、数を販売する必要が出てきます。
ストック型ビジネスモデルの最大のメリットは雪だるま式に売上と利益が伸びていくことです。
ストック型ビジネスモデルの最大のデメリットは1回当たりの販売単価が安いということです。
このデメリットを補う為にフロー型ビジネスモデルを取り入れるのです。
2つの収入モデルの比較図
ストック型収入とフロー型収入の役割
ストック型収入
ストック型収入の目的は
ストック型収入≧固定費(生活費)
にすることです。
これを実現できると、まず倒産はしません。ナレッジワーカーとして起業してフリーランス・自営業になったとすると、生活していくことができます。
そして最も大きな効果が、心の安定がもたらしてくれます。
人にとってストレス・不安要素の体部分をしめるのがお金の部分です。私も独立したてのころは、経済的な不安をいつも抱えていました。
- 今月、家賃払えるかなぁ・・・。
- 今、大きな病気をしても対応できないなぁ・・・。
- 売上が上がる保証がないし・・・。
- この感情をずっと離れないのはまぁ〜しんどい。
その状況を脱する為には定期的に売上が見えるストック型収入を確保していく必要があります。
ストック型収入を一個ずつ、一個ずつ積み上げていきストック型収入=固定費(生活費)なった時一つの安心感と達成感が得られます。
あとは、雪だるま式にストック型収入を膨らませていくことです。
フロー型収入
フロー型収入の目的は
フロー型収入=投資準備金
です。
フロー型収入とは額が大きい収入ですが、安定的には入ってくるとは限りません。
そして、ストック型収入で日々の固定費や生活費を賄うのでそれにも当てる必要はありません。
イメージはボーナスですね。
- ボーナスでダイソンの掃除機を買う!
- ボーナスで車を買う!
- ボーナスで韓国旅行に行く!
フロー型収入はそういったボーナスの使い方と同じです。
それをビジネスであれば次なる投資に使う資金となります。
フロー型収入を貯める⇒投資⇒さらにフロー型収入を貯める⇒投資⇒もっとフロー型収入を貯める
これのスパイラルを創り出すとビジネスはとても良い循環に入っていきます。
ストック型ビジネス×フロー型ビジネスが最強
ここまで、ストック型ビジネスとフロー型ビジネスを解説してきました!
もうだいたいみなさんお分かりでしょう。
起業アイディアとして最強な収入モデルはストック型収入×フロー型収入です。
お互いもデメリットを消してくれてお互いのメリットを際立たせてくれます!
じゃ、具体的にどうやってこの収入モデルを作っていくんだ!?ってお声が聞こえてきました。
では、お答えします。
『契約金+毎月金』という形の収入モデルです。
既存のビジネスモデルでは家賃がこの形態です。
礼金=フロー型収入
毎月家賃=ストック型収入
こうしておくと、礼金部分は次の物件を買う時や大型リフォームに使えますし毎月家賃は家賃収入として安定的に入ってきます。
講師業、コーチング、カウンセリング、コンサル・士業などのナレッジワーカーとして、ビジネスをしていく場合、
6ヶ月プラン:30万円とするよりも6ヶ月プラン:契約金20万円+毎月セッション費2万円とすることをオススメします。
こうしておくと、6ヶ月間にオーダーになったストック型収入の部分=毎月セッション費は全て雪だるまのように積み重なって行きます。
毎月一人ずつオーダーになると
- 1ヶ月目 セッション費用:2万円(2万円×一人)
- 2ヶ月目 セッション費用:4万円(2万円×二人)
- 3ヶ月目 セッション費用:6万円(2万円×三人)
- 4ヶ月目 セッション費用:8万円(2万円×四人)
- 5ヶ月目 セッション費用:10万円(2万円×五人)
- 6ヶ月目 セッション費用:12万円(2万円×六人)
安定的な売上が見えますよね。
これをあとは、人数を増やして行き、一人当たりの単価を上げていくと月々の手取り収入というのが安定期にあげて行き続けることができます!
まとめ
フロー型収入とストック型収入はまだまだ深く研究していくビジネススタイルだと思います!
ナレッジワーカーとしてビジネスを展開する場合は、フロー型だけでは心もとないし、ストック型だけだと収入のインパクトが弱い。
だからこそ、両方のビジネスモデルを掛け算することが、ビジネスを継続させていき且つ発展させるためのビジネスモデルです。
ではでは、ありがとうございます