男女別マーケティングの基礎編3として、今回は、男女に刺さるフレーズを具体的にお届けしていきます。
実際に使われているセールスコピーの例を上げながら、「どのポイントで訴求しているのか?」「どこの購買心理をくすぐっているのか?」を解説していきます。
基礎編ということで使いやすいポイントに絞ってお届けしていきます。
今までの基礎編はこちらです。
読んで無い方は、先に読んで頂くと今回の内容がさらに深く理解できます。
では、始めていきましょう!
刺さるフレーズ〜男性編〜
今回は、男性編と女性編において、具体例を上げて解説していきます。
比較することで違いがわかりやすく、「なるほどな!」という点がよりわかりやすいと思います。
では、実例を上げながら解説していきます。
メンズエステ
出典:男のエステ ダンディハウス
URL:https://www.dandy-house.co.jp/
【タイトル】
つらさよりも、身体が変わっていくことの喜びのほうが大きかった!
【内容】
最初はあまりきづかったんですけれど、3ヶ月くらいたつと「大丈夫?」とか「素敵!」とかの両方がありましたね。
あと「ダンディハウスに通うとこんなに変われるの?」みたいな驚きの反応も多かったです。
【解説】
ポイントは色を付けているのですが、大きくは2つ「3ヶ月くらいたつと」と「驚きの反応」です。
1つ目の、「3ヶ月くらいたつと」のところで、具体的な成果の出る期間を訴求しています。男性は費用対効果で選びます。だから、「このサービスにどれだけの時間をかければ効果が出るのか?」という具体的な目安がないと購入への決断ができません。
2つ目は「驚きの反応」というフレーズです。ここでは、他人からの評価を訴求しています。男性はモチベーションは「他人からいかに良くみられるか?」の1点につきます。だからこそ、「ダンディハウスに通うと、周りの人からの評価が上がりますよ!!」とこの1フレーズで匂わせているのです。
刺さるフレーズ〜女性編〜
レディースエステ
出典:エステティック ミス・パリ
URL:https://www.miss-paris.co.jp/
【タイトル】
最後のダイエット。自分の一番きれいな姿を見てみたい。
【内容】
スタッフの皆さんに会えるのも楽しい。
それから技術をやってもらうことによって自分の身体がちゃんと答えてくれることが楽しいです。ミス・パリは私の第3の家。自分の家と、実家と、ミス・パリっていう感じ。安心感があります。
【解説】
ポイントは色を付けているのですが、大きくは3つ「スタッフの皆さん」と「自分の身体」と「自分の家と実家」です。
1つ目の「スタッフの皆さん」は、女性はサービスの内容も大切ですがそれ以上に「誰から買うか」を重要視します。だからこそ、この1フレーズで、「スタッフの皆さん」というフレーズをいれることで、「スタッフ=いい人」を訴求しています。
2つ目は「自分の身体が」というフレーズです。女性は男性とは違い自分へ評価が一番大切です。だからこそ、この1フレーズをいれることで、「自分を自分で愛でてあげる」という意味合いを訴求しています。
最後の3つ目ですが、「自分の家と実家」ですが、これは「安全」を訴求しています。昨今、女性に対するストーカーや嫌がらせ行為が問題になっています。だからこそ、女性にとって「安心・安全」というのは重要な要素になっています。
この「自分の家と実家」というフレーズを使うことで、「自分の家や実家みたいなら安心できるよね!」という印象を与えることができます。
まとめ
売れているサービスコピーには、しっかりとした「意図」があります。
普段は無意識に読んでいる内容でも、「男性に刺さるように」「女性に刺さるように」という観点を入れることで、町中にあるセールスコピーの見え方が変わってきますね。
ビジネスオーナーとして商品を売る立場になった時に、男女の違いをしっかりと理解し、売りたいターゲットに確実に届くマーケティング戦略が必要です。
今回は、セールスコピーの比較ですが、色の使い方・写真素材の選び方・フォントなどもどちらの性別にリーチしたいのかによって変わってきます。
こういった内容もどんどん発信していきますので、是非とも楽しみにお待ち下さいね。