起業塾で教えられる古い情報
ビジネスを勉強している人では当たり前のように知っている『フロントエンド』と『バックエンド』
起業塾やコンサルを受けると、一番始めに教えられる内容でもあります。
フロントエンドを“おびき寄せるのエサ”として置いておき、バックエンドでしっかりと利益を取るという、王道のビジネスモデルです。
なので、一般的には
◎フロントエンド:単価の安いお試し商品
◎バックエンド:単価の高い本命商品
と定義されています。
次に教えられるのは、フロントエンドとバックエンドをどうやって作っていくかですが、こんな感じで伝えられる場合が多いです。
フロントエンドはお試し商品だから、価格を安くして受けてもらいやすいようにしましょう!
内容はバックエンド商品の一部分を切り取って、どんなサービスがバックエンドで受けられるのか雰囲気を感じてもらえるくらいでOKです。
言いすぎてしまうとバックエンドが売れないので、気をつけてくださいね!
みなさんも、何度も聞いたことがあるのではないですか。
ですが、この考え方、もう古いです。
コロナウィルスで『情報の安売り』が発生中
コロナウィルスによって、お家時間が増えました。
リアルで人に会いに行くことがほぼなくなり、家でスマホやパソコンでネット見る時間が爆発的に増えましたね。
集客活動にも変化があって、今まで交流会やセミナーで集客していたのが全く出来なくなりました。
リアル集客が無理ならってことで、WEB集客をするしかない!この流れによって、全フリーランスや自営業がWEB集客に力を入れ始めました。
そこで発生したのが、『情報の安売り』です。
今までは、”有料級”と呼ばれているノウハウは、バックエンドや個別コンサルでしか教えてもらえませんでした。
しかし、WEBの世界で目立とうとすると、普通に誰でも知っていることを発信しても見向きもしてくれません。
なので、見込み顧客のリストを集めようとすると、You Tubeやnoteを使って無料or安い価格で集客力のある”有料級のノウハウ”を出さざる負えなくなってしまったのです。
『バックエンドはフロントエンドの上位互換』は過去の遺産
有料級の情報が、”ほぼ無料”で知れるようになってしまったので、起業塾で教えられている『バックエンドはフロントエンドの上位互換ですよ』というビジネスモデルは崩壊しています。
ちょっとイラッとしませんか?
こちらは時間を作ってを受けているのに、100%中の20%くらいのノウハウしか教えてもらえなくて、「続きが知りたかったらバックエンドに申し込んでくださいね」ってセールスされるのって。
コンサルなんていくらでもいるし、ぼくなら、そんなセコいことする人へお世話になりたくないって思っちゃいます。
「バックエンドはフロントエンドの上位互換」と間違っている人が多い。
フロントでもガッツリと価値提供を行う。
バックエンドは「一人で行動すると間違えるかも」と不安な方をサポートする。フロントで出し惜しみするコンサルは、大したノウハウも実力もないので笑顔でサクッとZoomを閉じたらいい
— 黒籔一秀/ファン作りの専門家/華道男子 (@redheart1104) August 30, 2021
ノウハウや情報によって差別化できなくなった今、フロントエンドとバックエンドの作り方をガラッと変えないと、WEB集客がかなり厳しくなります。
アフターコロナ時代のフロントエンドの作り方
では、アフターコロナ時代のフロントエンドの作り方はどうすればいいのか。
それは、『ノウハウは出し惜しみなく全出しする』です。
とにかく、フロントエンドは全力のフルパワーで行ってください。
伝える内容や施術内容などは、これでもか! というほどに盛りに盛ってください。
比較検討が簡単にできノウハウに価値がほぼなくなった今、見込み顧客様があなたの選ぶ理由は『フィーリング』と『情熱』です。
あなたの人となりに好意を感じ「私のために全力で頑張ってくれそう!」と思ってもらえないかぎり、バックエンドなんて買ってもらえません。
めちゃくちゃアナログのように聞こえるかもしれませんが、アフターコロナ時代の今だからこそです。
人との交流が減り、人間関係が希薄になっているからこそ「私を見てもらいたい」という欲求がより濃くなっています。
だからこそ、セコいことはせずに、「ノウハウは全部出す」「伝えられることは全部伝える」ことを意識してください。
「せっかく高いお金を出して身に付けた、スキルを安い値段で出したくない」と思うこともありますよね。
わかりますが、この考えは捨てましょう。
そうしないと、フロントエンドの集客もできず、結局バックエンドも売れないという最悪のスパイラルに陥ってしまいます。
WEB集客を成功させるためにも、起業塾で習った古いノウハウは忘れてアフターコロナ時代に合った戦略を身に着けて、実践していきましょう。