今回は、超リアルに30代から起業をする時にステップを書きました。
こういった記事の場合は、聞こえの良いことばかり書いて、体験コンサルやメルマガへの誘導というパターンが多いのですが、そんなことは一切いたしません。
純粋に、私が(34歳)が今から脱サラして起業するなら、どんな確認事項を踏んで行くかを、リアルな数字で、現実可能なステップを整理してみました。
アフターコロナ時代になり、どの企業も終身雇用制度を廃止。
大手企業では週休3日の導入が進む中、起業でガツンと稼ぐぜ!って感じより、”自分らしい働き方”を目指す上での起業という選択肢を取る人が増えていくことは確実です。
そんなセカンドステージを考えている方に少しでも役立てるように、理想ではなく、現実的な内容にて30代から起業する時の確認事項をお届けしていこうと思います。
ステップ1:生活費・貯金額を可視化する
起業を目指すなら、まず第一にすることはお金についてです。
ここをちゃんと整理しておかないと、そもそも会社を辞めてゼロ収入になってしまった場合、秒速で破綻してしまいます。
確認する金額は3つです。
・今の毎月の生活費
・年間でスポットでいる費用
・切り崩してもいい貯金額
この3つはまずは把握してください。
30代は、独身、結婚してパートナーと二人、子供がいる、などなど家族構成が多岐に渡ります。
なので、自分の今のお金のリアルを知る必要があります。
今は、”毎月の生活費と年間でスポットで必要な金額”を会社からの給料で賄えているから生活できていますね。
つまり、起業したらこの金額を稼がないとマイナスが続いてしまうことになります。
例えば
毎月の生活費30万円(年間 360万円)
年間のスポット費用が50万円(車の保険、大きな買い物、学校の入学等)
だとすると410万円は稼がないとマイナスになります。
なので、当面の目標は年間で410万円の手取り収入を稼ぐことになります。
また、切り崩してもいい貯金額は、『ゼロ収入でどれだけ耐えられるのか』を可視化してくれます。
貯金額が500万円で年間の支出が410万円だと、1年間ちょいはゼロ収入でも生活できることになりますね。
これが時間的余裕になるので、ちゃんと把握しておくことが、30代の起業にとってはまずやるべきことです。
ステップ2:事業投資できる金額を決める
まだ、お金の問題は続きます。
それは、”事業投資をいくらできるのか?”です。
これを考えずに、副業やビジネスを始める方がとても多く見受けらます。予め決めておかないと、費用が発生する度に家族会議やパートナーの了承を得ることになってしまい、スピードがとっても遅くなります。
副業からビジネスを始めるには、必ず事業投資は必要です。
・動画編集機材を買う
・商品を仕入れる
・パソコンを新しくする
・教材を買う
・コミュニティに入る
・交流会や現地に訪問する
・ブログを開設する
・ホームページデザインを依頼する
などなど、初期費用を抑えてビジネスを始めることは可能ですが、それでも全くゼロとはいきません。
やっぱり、やはりお金をかけられたほうが、ビジネス展開の選択肢も広がりますし、稼げるスピードも上がります。
今自由に事業投資できる金額を、把握することはビジネスをどう展開していくのか?といった計画を立てる上での大切なことなので、しっかりと把握しおくこと必要です。(ヘソクリなどでもOK)
リアルな金額としては20万円くらいあればスタートラインは切れるかなぁって感じで、50万円あればけっこう色々チャレンジできます。
まずは50万円を事業投資に確保して頂くのがいいかと思います。
ステップ3:スキルレベルを把握する
次は、一般社会での自分のスキルレベルを知ることです。
起業とは、会社の看板がなくなって”自分ブランド”として仕事を受注しお金をもらうことであり、会社の枠を外した”一般的なスキルレベル”で戦っていく必要があります。
ここをしっかりと把握しておかないと、「会社は評価されているから、今もっているスキルレベルなら、起業してからもすぐに稼げるようになるだろう!」とイタい勘違いが発生してしまいます。
なので、一般的なスキルをレベルを知るために、クラウドワークスやラインサーズ、ココナラ、といった、仕事のマッチングサービスを利用して、案件を受注したり、できることをサービスとして出品したりして、”一般的な評価を得る”ようにしましょう。
これは絶対にやってほしいです。
30代にもなると会社で信頼されている立場の方も多いと思います。
その信頼感が”長年在籍しているから”なのか”能力が優れているから”なのかわからなっている場合も多いのです。
しかも、会社で使えているスキルが一般社会で必要とされているのか?も把握する必要があります。
脱サラして完全独立してからは、失敗するのは極力避けたいです。
なので、副業の段階から”起業で成功する見通し”を作るためにも、今の一般的なスキルレベルを把握するのは、ひつこいくらいやってちょうどいいと思います。
ステップ4:コミュニティーに参加して信用を積み上げる
アフターコロナ時代になって、オンラインサロンやオンラインコミュニティが爆発的に増えました。
起業を目指すならば1つか2つはオンラインコミュニティに入ることがオススメです。
最大の理由は
・モチベーションを保つため
です。
起業は”できたらしたい”という方が多いです。
「特に、切羽詰まっている状況ではなく、会社に務めているから当分は給料として収入はある。けれど、将来のことを考えると、今のうちから徐々に準備しておいたほうがいいなぁ」
という感じですね。
『今、急いでやる必要はないけれど、やりたいこと』なのです。
これは、なにかに似ていませんか?そう、ダイエットです。
「ダイエットは明日から」とう名言がありますね。起業もこれと一緒です。
「起業は明日から」でも今の生活には全く支障が出ないのです。
しかも、ちょっとめんどくさいし、しんどいこともしないといけないのも、ダイエットと共通する部分が多いです。
なので、モチベーションを保つことがとても難しいのです。
そこを補うために、ダイエットでいうジムの役割である、オンラインサロンやオンラインコミュニティに入るのです。
モチベーション管理は、脱サラして起業して、自営業やフリーランスになってからも最重要項目です。
“会社という縛り”がなくなるので、サボりたい放題です。しかも現代はYou Tubeやスマホといった無料で時間を潰せる誘惑だらけです。
なので、脱サラして完全に起業する前に、”モチベーションを下げない仕組みを作る”ためにも、オンラインサロンやオンラインコミュニティに入ることがオススメです。
ステップ5:完全起業しない選択肢を持つ
起業を目指して頑張ることは、キャリアステップとしても人生という大きな枠で見ても、プラスしかありません。
自分のスキルを客観的に把握したり、スキルを磨くために勉強やチャレンジしていく中で、今までは見えなかった新しい世界が見えてきます。
しかも、自分が頑張れば頑張るほどに、結果が出て、収入のアップにも繋がります。
ここで、起業を目指している方にあえてお伝えしたいことが「完全起業しない選択肢も持ってほしい」ということです。
私は起業して自営業となって7年以上になりますが、メリットとデメリットの両方があるなぁと感じます。
人によって、合う合わないももちろんあります。
全ての人が、起業にしたからといって成功するわけじゃないし、幸せになれるとも限りません。
起業の真の目的は”自分と家族が幸せに過ごすこと”です。
ここをしっかりとブレずに持っておくと、”会社員をしながら副業もする”というライフスタイルがしっくり来る方も多いはずです。
「一度は本気で起業を目指したけれど、会社の仕事も嫌いしゃないし、副業も楽しいから両方のいいとこ取りをやっちゃおう!」と路線変更しても全然OKなのです。
この選択肢を持っておいたほうが、片意地はらずに長期的目線になってビジネスを続けていくことができて、ビジネスも成功しやすし、幸福度も高くなります。
まとめ
私は、起業目指すことは大賛成です。
自分の力で稼ぐことができるようになったほうが、人生の選択肢は劇的に広がるからです。
住む場所、関わる人、働き方、時間の使い方、お金の使い方。
全ての選択肢が、会社員だけのころとは格段に多くなります。
起業に興味があるならば、小さくてもいいので行動して動き出すことを全力でオススメします。
やり方やノウハウはGoogleで調べると無限に出てきます。
本当に”やるかorやらないか”の時代になっています。
せっかくならば、やりましょう。マイナスになることは1つもないのですから。