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100人アンケート実施!女性に刺さる『一眼レフカメラ』のセールスコピー

今回、女性に刺さるセールスコピーを検証すべく、実際のホームページに掲載されているセールスコピーを比較検討していきます。

男女別マーケティングを研究している上で、このセールスコピーの分析はかなり有効的です。

このサイトでは特に、消費意欲が旺盛な「女性」をターゲットにしたマーケティング戦略を中心にお届けしていきます。

 

今回の内容に関しては、信憑性を高めるために有償で100人へのアンケートを実施。

一次データである生の声を収集し分析することで、大変興味深いデータが浮き上がってきました。

 

今回の分析したセールスコピーは「一眼レフカメラ」です。

一眼レフカメラというと男性が使っているイメージが強いですが、近年では「カメラ女子」といって、パワースポットや旅行、ペットなどの写真をとっている女性が増えてきました。

 

そんな中でも「一眼レフカメラ」は明確にターゲティングしておらず、男性向け・女性向けが混在しているように見受けられました。

だから、今回のアンケートを実施して「女性にはどのフレーズが刺さるのか?」を調査し、理解しておくとアウトドア系のビジネスをしている経営者やマーケティング担当者に役立てて欲しいと考えています。

 

今回は「一眼レフカメラ」のセールスコピーを比較検討しておりますが、これジムウェア・英会話・料理教室といったセールスコピーのアンケート調査並びに分析を行っております。

男女別マーケティングは、実際のビジネスシーンで使える要素が詰まっておりますので、そちらも参考にしてみてください。

アンケートのコンセプト・概要

今回のアンケートのコンセプトは、「アウトドア系のセールスコピーで女性に刺さるフレーズはどのようなものか?」を検証するために行っております。

近年、一眼レフカメラはかつて無いほど女性の間でブームになっています。

スマートフォンで写真は取れる時代ですが、やはり一眼レフカメラで取った写真は画素も綺麗であり、尚且ピント調整などもできるので、趣ある写真を取ることができます。

 

一眼レフカメラもそうですが、今まで「男性の趣味」だと思われていたものにどんどん女性も参加し初めています。

だからこそ、アウトドア系の領域で女性をターゲットにしたい男性起業家やフリーランスの方に「具体的に刺さるキラーフレーズ」を知って頂き、セールスに力を入れなくても、すんなり売れてしまう「出来上がった状態での集客」できるようになってもらえるように、コンテンツとして作り上げました。

 

では早速、具体的な比較内容と解説をお届けしていきます。

対象・アンケート内容

対象:女性限定にて実施

年齢:下記のアンケートに出てきます

アンケートの引用元について:セールスコピーAは女性向けにかかれているサイト、セールスB案は男性にかかれているサイトから引用しております。

アンケート内容

Q1:もしあなたが「オススメ!一眼レフカメラ」の広告を読んだときに、どちらの文面に惹かれますか?

Q2:【選択した広告について】あなたはなぜ、その広告を選んだのですか?当てはまる理由を一つお選びください。

Q3:【選択しなかった広告】なぜあなたは選ばなかったのですか?理由をひとつ教えてください。

Q4:年齢を選択してください

セールスコピーA案

出典:https://rentry.jp/note/mirrorless-females-osusume/
(Rentry ノート)

【キャッチコピー】

カメラを始めたいけどどんなモノを買えばいいかわからない・・。

【ボディコピー】

カメラをこれから始める人は絶対にこの疑問がつきものです。

カメラに詳しくないし、ましてや初心者だから何を買えば良いのかなおさら分からないですよね。

 

でもインスタ映えするような写真が撮りたい!ちょっとオシャレなスナップ写真や風景を撮ってみたいう女性はすごく沢山います。

「旅行や景色で写真を撮りたい」「ポートレートや自撮りしたい」「料理やカフェのかわいい写真をインスタにアップしたい」「子どもやペットを撮りたい」などさまざまなシーンで使えるおすすめミラーレスカメラと一眼レフカメラをまとめてみました!

セールスコピーB案

出典:https://digmo.infoseek.co.jp/articles-227
(Digomo)

【キャッチコピー】

今、あえて手間を掛けて、一眼レフカメラでいい写真を撮るのがイケてるんです。

【ボディコピー】

一眼レフカメラで写真を撮っていますか?最近は、スマホのカメラの画質も良くなっていて、カメラで写真を撮る機会自体なくなってきていますよね。

でも一眼レフには、自分でレンズを変えたり、ダイヤルを回してモードを変えるなど、手間をかけるという良さがあります。そうすると、できあがる写真もスマホにはない愛着が湧きます。

 

一眼レフが一つあるだけで、趣味が広がり、思い出の残し方も変わります。大人だからこそ、カメラが趣味だと、なんだかおしゃれと一目置かれます。今回は、おすすめの一眼レフカメラをご紹介します。

アンケート結果

Q1:「一眼レフカメラ」の広告を読んだときに、どちらの文面に惹かれますか?

結果:セールスコピーA案が83人、セールスコピーB案が17人とセールスコピーA案に興味を持った人が圧倒的に多かった。

Q2:あなたはなぜ、その広告を選んだのですか?当てはまる理由を一つお選びください。

結果:上から順では「1位:自分に合いそうだから」「2位:納得できたから」「3位:楽しそうだから」この上位3つの理由で80%を近くに達している。今回の一眼レフカメラのセールスコピーでは、「効果」や「便利」といったフレーズに刺さる人は少なかった。

Q3:【選択しなかった広告】なぜあなたは選ばなかったのですか?理由をひとつ教えてください。

補足:「セールスコピーAを選んだ人が、なぜセールスコピーBを選ばなかったのか?」

セールスコピーAが選ばなかった理由

・インスタ映えの文字が出すぎたからです。

・カメラは普通、気軽にパッと購入できる商品ではありません。機能とお値段、デザインなどをじっくり考えて買うものだと思います。そう考えるとパターンAは少し内容が軽い印象です。若い世代には良いかもしれません。(ちなみに私は50代です)

・少し文章がかたくて普通に読み流してしまったから。

・軽い感じがいや

 

・一眼レフでなくてはならない理由が書かれていないため

・Aはなんだか軽いノリで買いたい人、流行にのるだけの人向けに軽く書かれた広告な感じがしたから。

・インスタグラムなどをしないし、Bの方がシンプルな説明で分かりやすかったから。

・パターンBと比べると一眼レフでとる事の良さが伝わらなかった。

セールスコピーBが選ばなかった理由

・もう既にカメラを持っていて、ワンランク上のカメラを使っている人の感じがする。

・主婦で忙しいので自分には合わないかなと思ったので。

・旅行で写真を撮りたい、など具体的な例がないのでイメージしづらいからです。

・自分自身がカメラに詳しくないので、パターンAの方がカメラ選び初心者向けに解説してくれそうな記事だったから。

 

・手間がかかると聞いてなんだかめんどくさそうだから

・『イケてる』の文言が絶望的にださい。

・同じカメラの説明でもBは、少し面倒くさそうなイメージがついてしまったから。

・辛辣かもしれませんが、まず冒頭の文で読む気を無くします。イケてるかどうかは書き手の主観であり、その後の分も弱冠偉そうな感じを受けてしまいます。対してパターンAは読み手の悩む気持ちに寄り添い一緒に探してくれるという安心感を感じました。

・Bは既に1台持っていて2台目を迷う方向けかなと思いました。既に写真をやっていてクオリティ重視の方。私はそれなりに収められれば満足なのでAが良いと思いました。

Q4:年齢を選択してください

 

結果:回答頂いた年齢の分布は「20代:31人・30代・43人・40代:15人・50代:11人」といった結果である。

解説と考察

今回は、セールスコピーA案とセールスコピーB案では、圧倒的に女性向けにかかれているセールスコピーA案が支持されています。

ここまで差が開くことは珍しいので、具体的にアンケートを見ていきましょう。

 

今回は「”難しいそう”が嫌われた」ことがアンケートからわかります。

アンケートの回答者は全て女性です。

男性のようにクオリティを追求したい!!という要望は少なく、「簡単に取れる」「使いやすい」を重視していることが読み取れます。

 

また、「旅行で使える」「インスタに載せれる」といった具体的な活用シーンがイメージできるフレーズが入っているセールスコピーAの方が、「使っている私」をイメージしやすく一眼レフカメラが身近に感じられたということも読み取れます。

 

このアンケートの結果から女性は、「手間をかける」「カスタマイズする」といったニュアンスが少しでも感じられる、フレーズやコピーは嫌われることがわかりました。

これは男性とは真逆ですね。男性は手間をかければかけるほどに性能を引き出すことができる!!ことに喜びや楽しみを感じる人が多いです。

 

アウトドア系でビジネスを展開していく上でのキャッチコピーの考え方は、「簡単に始められるには?」を一つの軸に考えるとよりつくりやすいコピーが出来上がります。

「わずか15分で使い方がマスターできるオススメ一眼レフカメラ10選」のような、「難しそう」と思っていた商品が、実は簡単に使いこなせることがわかるセールスコピーにすることで、難しいことが苦手な女性にも手にとってもらいやすいセールスコピーが出来上がります。

まとめ

今回はアウトドア系である一眼レフカメラのセールスコピーを分析しました。

数字の比較も興味深いですが、Q3の「選ばなかった理由」があることで、刺さっているフレーズ・刺さっていないフレーズを明確に分析することができます。

 

こういった一次データを取得し、検証と分析を繰り返して行くと、女性向けの購買心理や、刺さるセールスコピーが明確に法則化できデータと共に実証されていきます。

 

まだまだ分析する余地はあると思うので、今度は別の角度から解説と考察を行い、実際に女性向けにビジネスを展開していきたい起業家の方に参考になるようなコンテンツに仕上げていきたいと思います。

これからも、どうぞ楽しみにお待ち下さいね。

ではでは!!

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