『ファン』とは?アフターコロナ時代の強烈なファン作り
ファンの定義は色々あると思いますが、一般的になファンの定義として多いのが、
『継続して自社の商品・サービスを利用してくれる優良顧客』
です。
ですが、私が考えるファンの定義は、
『好きをベースにした相互作用の関係』としています。
これは、他の方とはちょっと違う解釈ですが、アフターコロナ時代へ突入した今、自分の中ではけっこうしっくりきています。
”顧客の最上位”と考えられているファン作りはすでに陳腐化しており、通用しなくなっています。
特に、フリーランスや士業、コンサルといったナレッジワーカーにおいて、顧客の延長線上にファンを置いてしまっては、全くファンができないという沼にハマってしまいます。
今回の内容は、『人ファン』の作り方についてお届けしていきます。(人ファンと商品ファンの違いはこちらのブログで解説しています)
一般的なファン作りを解説するのではなく、私が実際にクライアントと作り上げてきた『強烈なファン作り』の過程で、実際に起こったリアルを元にお届けしていきます。
『ファン=リピーター』は間違い
まず、「ファン=リピーター」と勘違いしている人が多く見受けられます。
リピーターには
◎積極的リピーター
◎消極的リピーター
の2種類あります。
具体的には意味としては
【積極的リピーター】
”好き”がベースにあり、いろいろな選択肢を自分で選べる中”あえて”いつものブランドやサービスを購入するリピーター
例):スニーカーブランド、デパ地下スイーツ、ビールの銘柄、長年通っている美容室、パーソナルトレーナー
【消極的リピーター】
選択肢が限られた中でコスパ最優先の、”消去法”で商品やサービスを選ぶリピーター
例):会社近くにあるお弁当屋さん、地元のスーパー、動画編集の外注、記帳代行だけの税理士
です。
”ファン=リピーター”と反射的に捉えてしまうと、ファン作りは失敗してしまいます。
消極的なリピーターをいくら作ってもファンにはなりませんからね。
なので、ファン作りは『積極的リピーターをいかに作っていくか?』ということに全力を注ぐ必要があります。
ファン作りの極意「MYファンブランディング」とは
積極的リピーターを作っていくには、ブランディングが大切です。
そのことをほとんどの方がすでに理解していて、「同業者と簡単に差別化する方法はないのですか?」とよくコンサルをしていても相談されます。
残念ながら簡単に差別化する方法はありません。
ハーバード大学卒業とかならまだしも、“普通スペック”で同業者と戦っていくとなると、ちゃんとした戦略を整えていく必要があります。
だからこそ、ファン作りのコツを知らないと、”時間と労力をかけてひたすら発信する”という突撃一本勝負の力技に頼らざるをえなくなり、劇的に効率が悪くなってしまいます。
MYブランディングの2つの戦略
MYブランディングに必要な戦略は2つあります。
◎”自分らしさ”を作る
◎情報発信を届けられる仕組み作り
具体的に1つずつ解説していきます。
”自分らしさ”を作る
MYブランディングをする上で”自分らしさ”をどう作っていくかが、最重要ポイントであり全員が悩むところです。
「私の強みってなんだろう?」への答えですね。
これが、一歩間違えてしまうと、差別化だけを意識した自己満足の塊みたいな、すごい長い肩書を作ってしまうことになります。
フリーランスや自営業といった一人ビジネスオーナーにおいて、”自分らしさ”を表現するポイントは3つあります。
①:仕事をする上でのこだわり
②:提供しているサービス内容のこだわり
③:個人的な好き・嫌い
この3つで”自分らしさ”を表現していきます。
ここで多くの人がやりがちなミスとしては、”「業務スキルが高い」「安いわりにいい仕事します」のような実務スキルをアピールする”があります。
これをやってしまうと、比較検討が簡単にできるので、浮気をされやすくなってしまいます。クラウドワークスやココナラで実務スキルが高い人で、低価格でやってくれる人なんていくらでもいます。
「そんなにクオリティは求めてないんだよね」ってなると尚更、”安くてソコソコ”の人へ流れて行ってしまいます。
積極的リピーターでもお伝えしましたが、ファンとは”好き”がベースにあるもので、実務スキルの高さよりも「あなたがいい」という”人となり”の部分に惹かれます。
”動画編集ができる””SNSコンサルができる”といった実務的にできることは同じでも、こだわりや、好き嫌いの意思は人によって全然違いますね。
だからこそ、『こだわりや、好き嫌いを躊躇なく発信する』ことが、MYブランディングをする上での一番のキーボードになってきます。
情報発信を届けられる仕組みを作る
次は、発信を届けられる仕組み作りです。MYブランディングは一瞬でつくれるものではありません。
しつこいくらいメッセージを発信し続けるから作られるものです。
みなさんも一度は見たことありませんか?
「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」というCM。あれって昭和62年から放送されていて、今では34年目というモンスター級に継続されているフレーズです。(コロナウィルスの影響で去年、今年とお休み中)
これほど継続されるから、イナバ物置と聞いたら100人乗っても大丈夫と反射的に出てきますね。
では、個人において発信をどうやって継続したらいいのか。気合?根性?ではありません。
継続する方法は”人を巻き込む”ことです。
継続発信できる人の巻き込み方
“継続できない理由”は自分の意思の弱さがほとんどです。
「ブログを書かないといけないってわかっているけど、疲れている」「Twitterを投稿しないといけないけど、ネタが思い浮かばない」など、”重要だけど緊急ではない”仕事は後回しにしがちです。
だからこそ、人を巻き込むんで”行動せざるをえない環境”を作ってしまうのです。
では、そんな環境を作る具体的方法を1つご紹介します。
それは『クラウドワークスでタスク管理をしてくれるオンライン秘書を雇う』ことです。
オンライン秘書の役割は”尻叩き”です。
秘書へ「今日はブログ1記事とTwitterを10投稿します!」といったやるべきタスクをコミットします。
加えて「18時までにできていなかったらチャットでリマインドしていください!」とも合わせてお願いしておきます。
やはり”人にコミットする効果”は絶大です。サボりクセがあった私も、秘書にサポートしてもらうようになってから後回し業務は極端に減り、ブログやSNS投稿を無理なく習慣化することができました。
タスク管理だけだと毎月1万円くらいでやってくれるので、1日400円くらいと考えると高すぎる投資でなないかなと思います。
「意思が弱いなぁ」と自覚している方は、仕組みとして取り入れることがオススメです!
まとめ
今回は、MYファンブランディングの作り方についてお届けしていきました。
ファン作りは幅広く、時代とともにやり方も変化しています。
このブログではアフターコロナ時代にあった、ファン作り戦略を随時発信しておりますので、メルマガと合わせてチェックしてもらえると嬉しいです。
では、一緒に楽しみながらファン作りをしていきましょう!