『ビジネスにおいてのファン作りを徹底的に分析する!!』
をコンセプトに、トップインフルエンサーでもありながら、多数の本を出版、複数のビジネスを同時進行で突き進んでいるホリエモン(堀江貴文)さんのファン作り戦略を実際の100人のアンケートに基づいて分析していきます。
「ホリエモンのどんなところが人を魅了しているのか?」「ファンがホリエモンに接触しているメディアは?」「なにキッカケでファンになったのか?」を100人アンケートを見ていくことで、私達がファン作り戦略を仕掛けて行く上での大きなヒントになります。
ホリエモンが好きな方も、そうじゃない方も、ファン作りの1つのパターンを知ることができるので、どうぞ最後までご覧ください。
ファン作り分析のコンセプト・概要
一度ファンができるとビジネスにおいて、様々なベネフィットがあります。
ファンができた時のベネフィット
- 不安定だった売上が安定して見込めるようになる
- リスト(メールアドレスやLINE@の登録者数)の中に濃いファンが沢山いると、商品をリリースする前にある程度の見込み販売数が読める
- 製品を作る前に、どの程度のボリューム感で作ればいいか目安がつくので、大ゴケが極端に減る
- ファンが自然と口コミやSNSに投稿してくれるので、広告費を抑えれて利益が残りやすくなる
- 口コミからの紹介や来店されて場合、成約率が高いため押しの強いセールをしなくていい
- ファンは値引きを要求してこず、価格競争にならない
- 一定数買ってくれるファンがいるので、自分が作りたい製品やサービスを追求することができる
などの、実店舗型・属人的なビジネス両方で、『ファン作り』はこれからビジネスを発展させていく上では必須の戦略です。
だからこそ、ファン作りに取り組んでいる方は多いですが、実際にはなんとなくファン作りの施策を行いPDCAを回さずに行っている経営者がほとんどです。
今回は、「ファンとはどうやったらできるのか?」に悩んでいる経営者に少しでも参考になればと思い、ビジネス会でのトップを走るホリエモンの「ファン作り戦略」を分析していきます。
ホリエモンとは・提供サービス
ホリエモンとは
堀江 貴文(ほりえ たかふみ、1972年10月29日 – )は、日本の実業家、著作家、投資家、タレント、YouTuberである。
愛称はホリエモンだが、堀江本人があだ名やペンネームなどを名乗る際にはたかぽんを自称している。
sns media&consulting株式会社ファウンダー、インターステラテクノロジズ株式会社ファウンダー、株式会社7gogo取締役、日本ゴルフ改革会議委員、Jリーグアドバイザー、大阪府の特別顧問(国際博覧会(万博)担当)である。
元ライブドア代表取締役社長CEOである。元受刑者。
※出来事が多すぎるので、一部抜粋してのご紹介です。詳しくはWikipediaへ
(出典:Wikipedia)
ホリエモンの提供中サービス
◯オンライサロン
◯メールマガジン
◯グルメ系情報発信
◯ミュージカル
◯宇宙
◯YouTube
※その他のビジネスとして、本の出版や投資など多数あり
アンケート内容
Q1:堀江 貴文(ホリエモン)さんのファンになって、気になりだして、どのくらい経ちますか?
Q2:堀江 貴文(ホリエモン)さんのコンテンツ(YouTube・Twitter・InstagramなどのSNS)にどのくらいの頻度で見に行きますか?
Q3:堀江 貴文(ホリエモン)さんを一番見る媒体は何ですか?
Q4:堀江 貴文(ホリエモン)さんのどんなところが好きですか?なぜ気になっているのですか?
Q5:堀江 貴文(ホリエモン)さんのファンになったキッカケはなんですか?
Q6:年齢を選択してください
Q7:性別を教えてください
アンケート結果
Q1:堀江 貴文(ホリエモン)さんのファンになって、気になりだして、どのくらい経ちますか?
結果:多い順に並べると、「1年〜3年」・「5年以上」の2つで半数を超えていきます。そこからは、「半年未満」・「半年〜1年」・「3〜5年」と続いていきます。
Q2:堀江 貴文(ホリエモン)さんのコンテンツ(YouTube・Twitter・InstagramなどのSNS)にどのくらいの頻度で見に行きますか?
結果:多い順では「1週間に1回」・「2日に1回」で過半数を超えます。その後は「3日に1回」・「毎日1回以上」・「スマホを見る度」おと続きます。毎日とスマホを見る度の数が多いので、ヘビーファンが20%以上がいます。
Q3:堀江 貴文(ホリエモン)さんを一番見る媒体は何ですか?
結果:「YouTube」で過半数を超えます。続いて「Twitter」・「その他」・「ブログ」と続きます。その他は本やテレビだと推測できます。
Q4:堀江 貴文(ホリエモン)さんのどんなところが好きですか?なぜ気になっているのですか?
・自分の意見を誰にも流されずに的確に話すところが好きです。どんな話題にも対応できる情報力と知識力は尊敬しますし、堀江さんのYouTubeチャンネルや本にはいつもモチベーションを高めてもらっています。
・頭が良い。説得力のある話ができ、どんな人が相手でも自分の意見を言っている。相手によって態度を変えるところがない。 型にはまらない考え方をする。
・時間に対する概念や合理的に物事を考えていて、全てにおいて無駄がない。話が端的でわかりやすく、面白く、学びが多いと感じるから。
・もともとはプロ野球界が再編成されるときに最初に手を挙げたのが堀江さんだったと思います。 本当ならチーム名が「ライブドアフェニックス」になっていたかもしれないし、 今と同様に少し意見が過激すぎたので大人たちから理解を得られなかったように思います。
残念ながら一度捕まってしまいましたが、一代であそこまでの会社を立ち上げたことは充分に評価されるべきだと思います。 獄中からでもメールマガジンで収入を得るなど発送が常人とは少し違うなと感心しています。
・身一つで会社を興して逮捕され会社から離れたにも関わらず、自身で新たな事業やテレビやネット配信媒体に出てコメンターとして一定の地位を築いているところ。
また、どのような事業をしても何かしらの話題性を提供しており、成功・失敗の何れにも関わらず何かしてくれそうな雰囲気を出してくれるところが気になります。
・堀江貴文さんは、常に時代の最先端を走っていて、堀江貴文さんを見ていると時代の流れがどのように進んでいるのがを見て取れると思い、ファンになりました。 また、堀江貴文さんが発信する情報は、私情をはさんでいなく、公平に物事を論じるので参考になります。
・「稼ぐこと」「これからの時流」について参考になる意見が聞ける点と、主張がはっきりしていて象徴的なところでです。
・紆余曲折はあった人ですが、同年代でライブドアの取締役の頃から好きです。やはり、求心力が凄いところが好きです。ホリエモンロケット打ち上げ規格の時は、ハラハラドキドキで、一緒になって楽しみました。
・経営者としての発想や取組みが面白く、ブログなどで発信していて、親しみやすいところが好きです。また、イノベーション大学を開催するなど、育成にも携わっているところが良いなと思います。
・一見キツイ言葉で人を馬鹿にするような言動があるが 言ってる事をよくよく考えると筋が通っている所。 キツイ言葉でわかりづらいけど実は人の為になる事を 言ってる所。
・収監歴があり、「地獄を見てきた人間」という気がします。誤解を招きやすい言動が多いのですが、色々と努力・研鑽を積み重ねている方と感じます。
Q5:堀江 貴文(ホリエモン)さんのファンになったキッカケはなんですか?
・自分で独立したいと考えて堀江さんの本を買ったことがキッカケです。
・YouTubeの近畿大学卒業式のスピーチを見て、感銘を受けたこと
・YouTubeの動画よ中で行動力がある人が成功しているというお話しで、行動する勇気をもらえたこと。
・『ゼロ』堀江貴文を読んだのがキッカケです。
・ロケット開発でベンチャー企業に出資しているところを見て。
・ワクチンの意義について啓発していたこと
・テレビ番組で感情的にならず冷静に答えている所を見たとき
・刑期を終えたあとの彼の動向が少し気になったのと、コメンテータとしての批評も面白かったので。
・日曜日よ爆笑問題のテレビ番組にでていたから。
Q6:年齢を選択してください
結果:20代・30代・40代とも30%前後となり、幅広い世代にファンがいることがわかります。
Q7:性別を教えてください
結果:男性ファンが55%、女性ファンが45%と男性にしては女性率が高いです。
ホリエモンがファン作りできた理由を徹底解剖!!
ホリエモンがファン作りが成功した理由は大きく5つあると今回のアンケートより浮かび上がってきました。
ファン作りできた理由1つ目:説得力ある
Q4の「好きなところ」の回答からみても、「説得力がある」という声が一番多かったです。
その中でも特に多かったのが、「自分の意見をしっかりと持っている」という点です。
これができる理由としては2つ考えられます。
1つ目:圧倒的なインプット
2つ目:人の目を気にしない
圧倒的なインプット
ホリエモンは移動中も会議中も、少しの時間があればスマホでニュースアプリをチェックしたり、電子書籍を読んだり、漫画を読んだりと「ちょっとの隙間時間でも情報収集する」を徹底しているそうです。
この習慣があるからこそ、1つの事実に対して複数の見解を目にすることができ、その複数の見解から自分の知識や過去の経験を照らし合わせて、自分なりの意見を引き出すことができていると考えられます。
人の目を気にしない
これは、情報発信をする上ではとても大切なマインドです。
「人の意見はどうでもいい!俺はオレ!!」の潔さが、ファンを引きつける要素になっています。
私達が情報発信をすると、考え方の違いによりアンチ(批判をする人)は絶対に出てきます。
逆に、アンチが出ないということは、どうでもいい内容or普通のことしか発信していないことになるので、ファンもできません。
だからこそ、アンチが発生するのはファンを作る上では避けられないことであり、これを気にしていてはファンは作れません。
だからこそ、ファン作りをするのであれば、アンチが発生してもある程度の諦めである「人の目を気にしない」というマインドが大切になってきます。
ファン作りできた理由2つ目:収監からの復活
こちらは、Q4の「好きになった理由」での声が多かったところです。
「収監=人生が終わった」というイメージが一般的にはありますが、収監中もメルマガを発信したり、本をずっと読んでいたり、本の執筆をしたりと、私達の常識を打ち破ってくれます。
また、「収監=地獄へ落ちた」ところから復活するために頑張って努力した人でもあるので、その努力の人であるというのが、ファンにとっては刺さる部分になっています。
マイナスからの復活した人はファンができます。猿岩石の有吉さん、ヒロミさんはわかりやすい例ですね。
私達がビジネスにおいてファン作り戦略をする上で最大の間違いが、ホリエモンにファンができる理由から読み取れます。
「いい所ばかり見せる」ことががファンを作り理由になっているのではなく、最悪な状況や、底辺からの復活がファンを引きつける要素になります。
ファン作り戦略においては、「最悪な状況からの復活ストーリーを発信する」ことでファンができるということが、ホリエモンのファン作り戦略から読み取れます。
ファン作りできた理由3つ目:多メディアを使っての情報発信
ホリエモンに接することができるメディアは沢山あります。
Q3のアンケートからわかるように、YouTube、メルマガ、ブログ、Twitterがメインですが、その他では本、地上波のテレビ、AmebaTV、ニュースアプリなどのメディアでも見ることができます。
この広域的な情報発信がホリエモンへの接点を増やすことに絶大な効果をもたらしています。
加えて、ファンになれば複数のメディアをチェックするので、「ホリエモンに触れている時間が増える」ことでさらに深いファンになっていく。という素晴らしい循環が起きています。
このことから、ファン作り戦略としては「接点を増やす」と「ファンの深度を高める」の2つの要素に基づいて、メディアやSNSの発信が必要なことがわかります。
今、ファン戦略において、ブログだけとかInstagramだけといった、単発的なファン作りの仕組みだけではなく、「情報発信が網目のように連携している」仕組み作り必要なことが、ホリエモンのファン作りから見て取れます。
ファン作りできた理由4つ目:失敗を恐れずチャレンジする姿勢
こちらはQ5の「好きになったキッカケ」から見て取れます。
この中でも一番声が多かったのは、ロケットへのチャレンジです。
これは、ホリエモンだからできると思ってる方もいるかもしれませんが、このくらいな大きいレベルでチャレンジしなくても人は興味を持ってくれます。
その例が、近年急激に広まったクラウドファウンディングです。
クラウドファウンディングとはシンプルにいうと「叶えたい夢があるのでお金で応援してください!!」と呼びかける仕組みです。
この夢に共感した人が出資して、夢を叶えたあかつきにはリターンが得られるといったものです。
現代のビジネスでは、品質や価格では差別化が難しくなっています。
ありとあらゆるサービスがあり、ありとあらゆることが効率化されており、価格もギリギリまで下げられております。
だからこそ、「どんな想いで商品を作っているのか?」「どんな想いでこのビジネスをやっているのか?」といった、夢や想いを発信することで差別化しファンを獲得していく必要があります。
ホリエモンは失敗してもいいからどんどんチャレンジして、その姿をありのまま発信しています。
この「ありのまま夢を追っている姿」が人のワクワクを生み、品質や価格以外の価値をもたらすことで、ファンを作っている大きな要素となっているのです。
ファン作りできた理由5つ目:YouTubeでの質の高いコンテンツ
ファン作りができた理由の5つ目としては、YouTubeの質の高いコンテンツが上げられます。
ホリエモンの触れているメディアの半数がYouTubeです。
ホリエモンが2009年から運営している、ホリエモンチャンネルは現在登録者数79万人、総再生回数は1億回を突破、ほぼ毎日動画が投稿されております。
だから、本やTwitterなのどのメディアでホリエモンのことを知った人は、YouTubeに飛び、そこで質の高いコンテンツによってホリエモンの良さを教育されていることがわかります。
これらから、ファン作り戦略において「接点のメディア」と「教育をするメディア」の2種類が必要なことがわかります。
接点のメディアは拡散、認知が目的。教育するメディアはコンテンツを読んでもらったり、深く知ってもらうことが目的になります。
具体的には接点のメディアは「TwitterかInstagram」、教育するメディアは「YouTube、ブログ、メルマガ」が当てはまります。
この2種類のメディアの使い方を掛け合わせることで、ファン作りが綺麗に拡大していくことが、ホリエモンからみてとれます。
まとめ
今回は、ホリエモンのファン作りを100人アンケートをもとに分析していきました。
実際にアンケートを取って生を声を拾っていくと、わかることが全然違います。
ファン作りには、人によって、ビジネスによって、企業によって様々のアプローチがあります。それらを法則化させるのが私のブログの目的です。
これからも、ファン作りに関する研究と分析を重ねて、「強烈なファンができるファン作り戦略」を確立していこうと思っています。
ではでは!!