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2020年のファン作りには”価値観の変化”に対応する必要がある

ファン作りは、事業を継続していく上では必須項目になってきています。

競合先が蠢いている今のビジネス環境において、今までのやり方をそのまま継続していくと減収は当然とのことながら、わずか1、2年で倒産にまで追いやれる会社も後を絶ちません。

だからこそ、全ての企業や団体において、「ファン作り」は事業継続計画の中でも最重要な項目となっています。

 

今回は2020年に向けて、価格競争だけではなく顧客の生涯価値をアップさせリピートを増やしていくために必要な、ファン作り戦略についての基礎知識をお伝えしていきます。

今からお届けする内容を理解して頂けると、「2020年に向けたビジネスの変化」が分かって頂けると思います。

では、早速始めていきましょう。

過去の価値:機能的価値

まずは、こちらの図をご覧ください。

(引用:OCN URL:https://www.ocn.ne.jp/ocn20th/history/column1/)

こちらは、インターネットの速度変化を表したものです。

1996年に比べて2016年のインターネットの速度は7,800倍にもなっています。

通信速度が上がったことで、「ガラケー」は「スマホ」にシフトしていきました。

それに伴って、20年前には想像もできなかった「便利さ」が今では日常的になっています。

 

  • 動画の視聴
  • 電子決裁
  • 出前
  • 新幹線の予約
  • 電子書籍のダウンロード
  • 動画の投稿
  • ネットバンキング

 

通信速度は1つの例ですが、20年前に比べてほぼ全ての商品が「便利に」「安価に」「快適に」なっています。

20年前にあった不便だと感じたことが、今の現代において「継続して不便のまま」の商品やサービスはほとんど存在しません。

 

それもそのはずです。

今の現代は、「不便」を探すほうが難しくなっているからです。

不便がない時代

今、ぱっと思い浮かぶ不便なことってありますか?

もちろんお金の制限はありますが、ある程度のお金を使えば不便さはほどんど感じることがなくなっています。

 

  • クリックひとつで出前が届き
  • クリックひとつで映画が見れて
  • クリックひとつで生活用品が届き
  • クリックひとつで家事をやってくれて
  • クリックひとつでタクシーが呼べる

 

不便を見つけることが難しいということは、「不便を解消することもまた難しい」ということです。

もう、テレビに追加機能はいらないし、スマホの新しい機能も使いこなせません。

もうこれ以上の機能的に便利になっても、使いこなせない人がほとんどなのです。

機能的な価値想像には限界がきているのです。

 

私達は物質的に満たされると、充実感や安らぎといった心の欲求にシフトしていきます。

それがまさにビジネスの業界でも起きていることなのです。この流れをしっかりと掴んでおかないと、ビジネスは斜陽し新規のお客様の集客が難しくなり、事業継続が難しくなります。

価値観の変化に対応することが、どのビジネスにおいても急務なのです。

2020年の価値:感情的価値

感情的価値とはシンプルに言えば「いい気分になること」です。

『人が得たい感情 一例』
楽しい
幸せ
安らぎ
ワクワク
好奇心
達成感
羨望を受ける
承認
心地よい
新鮮
共感

今の私達は、これらの感情を得られるチャンスを追い求めています。

 

  • SNSで話題のお店が紹介されると行きたくなる
  • 自慢するためにインスタ映えスポットを巡る
  • YouTubeでマニアックな動画を見てしまう
  • 携帯ゲームにのめり込んでしまう
  • 車・時計には興味がないけど、体験にはドンドンお金を使う
  • SNSを通じて同じ趣味のコミュニティに入ったり、イベントに参加する

 

ビジネス的において機能を追求することには限界がきております。ましてコストを下げることもまた大手や海外企業には打ち勝つことは難しいです。

だからこそ、これからは「感情的価値をくすぐること」を商品としてもサービスとしても重きを置く必要があるのです。

まとめ

今回は価値観の変化についてお届けしていきました。

ビジネスを継続させていく上では、「機能的価値」から「感情的価値」へシフトする必要があります。

これを見誤ると、競合との価格競争の波に揉まれ、利益が残らず経営が苦しくなる一方です。

 

だからこそ、今のうちから自社のサービスで出来る「人の感情をくすぐること」を探して見てください。

具体的な感情的価値の創造方法については、次回のコンテンツで詳しく解説していきます。

 

次回もどうぞご覧ください。

ではではありがとございます。

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